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病名

①ヘルニア
裂孔ヘルニア
会陰ヘルニア
鼠径ヘルニア
横隔膜ヘルニア
②整形外科
椎間板ヘルニア
膝蓋骨脱臼
前十字靭帯断裂
橈尺骨骨折
大腿骨頭壊死(レッグペルテス)
股関節脱臼
③軟口蓋過長症
軟口蓋過長症
④泌尿生殖器
膀胱結石・尿道結石
尿管結石
前立腺疾患(前立腺肥大・前立腺膿腫・前立腺がん)
尿道閉塞 猫の尿道閉塞(会陰尿道瘻術)
子宮蓄膿症
⑤腎臓病
慢性腎臓病
急性腎不全
⑥胆嚢
胆嚢炎、胆嚢破裂
胆嚢粘液嚢種

⑦腫瘍
悪性黒色腫(メラノーマ)
脾臓腫瘍
腹腔内腫瘍
肝臓腫瘍・肝臓癌、胆管癌
乳腺腫瘍
副腎腫瘍
大腸腺癌
髄外性形質細胞腫
甲状腺癌
体表腫瘤
リンパ腫
骨肉腫、肥満細胞腫、血管周皮腫
小腸の中高度悪性腫瘍
脂肪腫
⑧てんかん
てんかん
⑨僧帽弁閉鎖不全症 僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症、僧帽弁逆流
心原性肺水腫
⑩内分泌疾患
副腎皮質機能低下症(アジソン病)
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
甲状腺機能低下症
甲状腺機能亢進症
猫の糖尿病
犬の糖尿病
⑪外耳炎
外耳炎
⑫猫の口内炎
猫の口内炎
⑬免疫介在性溶血性貧血
免疫介在性溶血性貧血
⑭輸血
輸血が必要とされる症例
⑮慢性腸症
慢性腸症
⑯特殊検査
内視鏡(誤食)①
内視鏡(誤食)②
内視鏡検査
⑰血栓塞栓症
血栓塞栓症
⑱神経系
てんかん
斜頸
椎間板ヘルニア
⑲膵炎
膵炎



目次

①ヘルニア
裂孔ヘルニア
会陰ヘルニア
鼠径ヘルニア
横隔膜ヘルニア
②整形外科
椎間板ヘルニア
膝蓋骨脱臼
前十字靭帯断裂
橈尺骨骨折
大腿骨頭壊死(レッグペルテス)
股関節脱臼
③軟口蓋過長症
軟口蓋過長症
④泌尿生殖器
膀胱結石・尿道結石
尿管結石
前立腺疾患(前立腺肥大・前立腺膿腫・前立腺がん)
尿道閉塞 猫の尿道閉塞(会陰尿道瘻術)
子宮蓄膿症
⑤腎臓病
慢性腎臓病
急性腎不全
⑥胆嚢
胆嚢炎、胆嚢破裂
胆嚢粘液嚢種

⑦腫瘍
悪性黒色腫(メラノーマ)
脾臓腫瘍
腹腔内腫瘍
肝臓腫瘍・肝臓癌、胆管癌
乳腺腫瘍
副腎腫瘍
大腸腺癌
髄外性形質細胞腫
甲状腺癌
体表腫瘤
リンパ腫
骨肉腫、肥満細胞腫、血管周皮腫
小腸の中高度悪性腫瘍
脂肪腫
⑧てんかん
てんかん
⑨僧帽弁閉鎖不全症 僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症、僧帽弁逆流
心原性肺水腫
⑩内分泌疾患
副腎皮質機能低下症(アジソン病)
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
甲状腺機能低下症
甲状腺機能亢進症
猫の糖尿病
犬の糖尿病
⑪外耳炎
外耳炎
⑫猫の口内炎
猫の口内炎
⑬免疫介在性溶血性貧血
免疫介在性溶血性貧血
⑭輸血
輸血が必要とされる症例
⑮慢性腸症
慢性腸症
⑯特殊検査
内視鏡(誤食)①
内視鏡(誤食)②
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⑰血栓塞栓症
血栓塞栓症
⑱神経系
てんかん
斜頸
椎間板ヘルニア
⑲膵炎
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子宮蓄膿症

▸病態
 子宮蓄膿症は比較的中高齢の未経産の子で多く見られる疾患です。細菌感染による炎症から子宮内に膿が貯留する疾患で、黄体ホルモンが深く関与していることが知られています。外陰部から膿が排膿される開放性子宮蓄膿症と排膿されない閉鎖性子宮蓄膿症に分類され、後者はより症状が重い傾向にあり、卵巣にも異常をきたします。
▸臨床症状
 一般に食欲不振、元気消失、発熱、多飲多尿、嘔吐や腹部膨満が認められます。
▸診断
 臨床症状や外陰部からの排膿(ない場合もあります)、白血球の増加やエコー検査やレントゲン検査による子宮内の液体貯留が認められた場合に本疾患を強く疑います。
▸治療
 一般的には外科手術による卵巣・子宮摘出が選択されますが、今後繁殖したい場合や高齢で麻酔や手術のリスクが高い場合、内科的治療が選択されますが、外科的処置と比較して再発するリスクは高くなります。


メイちゃんのケース (子宮蓄膿症)

 重度の子宮蓄膿症のため、最初の病院で治療をうけていたそうですが、「これ以上の治療は無理です。」と言われ、当院に行くようにようにと勧められて、当院を受診されました。
 ひどい貧血を伴う重度の子宮蓄膿症でしたので、内科治療と輸血をおこない、手術しました。
ひどく弱っていたので、回復するのに少し時間はかかりましたが、元気になりました。


チップちゃんのケース (子宮蓄膿症)

  チップちゃんは18歳のチワワです。
 若い時に帝王切開で女の仔を産んでおり、その仔が14歳の時に、子宮蓄膿症になり、他院で治療を受けていたそうですが、少し前に亡くなったそうです。
 チップちゃんにも同じような症状がみられ、不安になり、当院を紹介されて来院されました。
各種検査でやはり子宮蓄膿症でした。高齢で、心疾患、貧血があり、リスクはありましたが、「このまま様子見ていてもチップちゃんの子供と同じように死んでしまう。」と手術を希望されました。
 開腹すると以前の帝王切開のための、ひどい癒着もあり手術は大変でしたが、無事に終わり、数日の入院治療で、血液検査数値も正常になり元気に退院されました。


ロールちゃんのケース (子宮蓄膿症)

元気がなくなり食欲不振もあり、二軒の病院で受診しエコー検査と血液検査も受け、治療してもらっていましたが原因がはっきりせず、一か月以上たっても良くならず、どんどん体調が悪くなってきたので、セカンドオピニオンで来院されました。
 来られた時は診察室でぐったり伏せていて、体温も平熱の2度以上も下がって冷たくなっており、非常に危険な状態でした。各種検査の結果、子宮蓄膿症と判断されました。血液検査の結果も非常に悪かったため、ロールちゃんの体調を少しでも回復させるための治療を集中して施してからの手術となりました。危篤状態なので手術モニター、繊細な麻酔管理等、生命の維持に細心の注意をはらい、手術を終えました。瀕死の状態だったため病状の回復、検査結果の改善は普通の子より時間はかかりましたが、徐々に元気が出てきて無事退院されました。

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