概要
体の様々な臓器・組織は、小さな細胞が集まってできています。これら細胞は、必要な時に増殖し、必要でない時には増殖しないように、うまくコントロールされています。
しかし、遺伝子の変異などの異常により、このコントロールがうまくいかなくなると細胞が増え過ぎてしまい、できものになってしまいます。こうして作られてしまったできものが腫瘍で、良性と悪性があります。
ミミィちゃんのケース (悪性黒色腫(メラノーマ)
歯が抜けたのか口をモゴモゴさせていて出血があると診察に来られました。診察で左下顎後臼歯と舌の付け根の間の歯肉に黒い腫瘍が見つかりました。
後日、手術前に血液検査、心電図、レントゲン撮影とCT検査を行い、手術が可能か確認したところ下顎に骨折があることも判明しました。
手術は腫瘍と共に左下顎骨の一部を切除する大きな手術となりました。切除した腫瘍の病理検査結果は悪性黒色腫でした。
術後は浮腫も徐々になくなりご飯も完食するようになり元気に退院されました。