▸病態
形質細胞腫瘍のうちで骨髄内で増殖するものは多発性骨髄腫,軟部組織(消化管原発のものは食道、胃、小腸、大腸)で病巣を形成するものを髄外性形質細胞腫と呼び、悪性の生物学的挙動を示すことが多く,高率に所属リンパ節へ転移します。皮膚おび口腔内に発生したものは一般に良好ではあります。
マイロちゃんのケース (髄外性形質細胞腫)
最近食欲がなく、体重が減ってきたため他院で検査をしてもらうと肝臓、腎臓、十二指腸に腫瘤があると言われ、セカンドオピニオンで来院されました。
CT検査を行ったところ、胃、腎臓、肝臓、腹腔内リンパ節に腫瘤があり、さらに内視鏡などを用いて検査行いました。
検査の結果、転移はあるものの、抗がん剤が効く腫瘍だったことがわかり、通院しながら抗がん治療を行っています。