最新鋭CT
世界最小0.5 mmスライス、低線量撮影を可能とした装置で、撮影時間の短縮、3相撮影の精度向上が期待でき、被曝量も従来比べて最大75%減少させています。人と同じように、麻酔せずに撮影可能な場合があります。
レントゲン検査や超音波検査と比べて
・CT検査では、レントゲン検査や超音波検査では見つけられない病変を見つけることが可能です。
・特に腫瘍性病変などで、大きな血管や周囲臓器との位置関係が把握でき、手術切除が可能かどうかを考える上で重要な情報が得られます。
・3Dで体内を見ることができますので、飼い主様にも病気の状況を理解して頂きやすいです。
CT検査が有効な病気
CT検査は、鼻の先から尻尾にわたる全身の撮影が可能で、多くの組織・臓器における多岐にわたる病変を検出可能です。
頭部
歯周病など歯科疾患、外耳炎、中耳炎、水頭症などの一部の頭蓋内疾患、骨折、腫瘍 (鼻腔、口腔、扁桃、唾液腺、咽喉頭部、眼窩、脳、骨腫瘍など)
頚部
甲状腺、リンパ節、頚部食道、頚部気管などの疾患、腫瘍
胸部
肺炎、気胸、胸水、肺葉捻転、気管虚脱、腫瘍 (肺、心臓、前縦隔、胸壁など)、骨折など
腹部
消化管内異物、腸閉塞、腸重積、胆嚢疾患(胆嚢粘液嚢腫、胆石、胆嚢炎、胆嚢破裂など)、門脈体循環シャント、結石(腎臓、尿管、膀胱、尿道)、脾捻転、骨折、腫瘍(肝、胆嚢、膵、消化管、副腎、脾、腎、膀胱、リンパ節など)、陰睾(停留睾丸)など
脊椎・脊髄
椎間板ヘルニア、腫瘍、骨折