▸病態
食道裂孔とは横隔膜に開かれた穴で血管や食道などが通過します、先天的にこの穴が大きいと、胃が穴から飛び出して食道裂孔ヘルニアとなります。主な症状は、食べ物の吐き出しや胃液の逆流による食道炎、誤嚥性肺炎などです。
まろんちゃんのケース (裂孔ヘルニアによる誤嚥性肺炎)
裂孔ヘルニアとは、胃の一部が胸の中に入ってしまう病気で、誤嚥性肺炎を起こしていたりして、状態が悪く死に至ることもある病気です。まろんちゃんは、誤嚥性肺炎を起こしていたので、食後はいつも抱いて体を立ててあげて、誤嚥しないようにしてあげていましたが、手術後は健康な仔犬と同じように、食後に抱っこしなくてもよくなり、元気に退院していきました。