他院より、『バリウム造影検査において、食道に何か詰まっているので、内視鏡検査をお願いしたい。』と紹介されました。
当院におけるレントゲン検査で、胸水を認め、胸腔内の腫瘍が疑われましたが、食道内にもバリウムがはっきり残っているため、飼い主様の希望により内視鏡検査を行いました。
内視鏡検査では異物は認めず、食道が胸腔側から圧迫を受け、狭くなっていました。
細胞診断検査において悪性リンパ腫と診断されました。胸腔内のリンパ節の腫瘍化により食道が圧迫され、飲食物の不通過が症状を引き起こしていたものと考えられます。
今のところ抗癌剤を使わない内科治療での改善を希望されています。
頑張ってください!