他院で重度の貧血と診断され、CT検査や骨髄検査をした方がいいと勧められ、大阪の二次診療病院に行かれ、輸血をしてもらったそうですが、地元で検査・治療ができるところを希望され、当院に来院されました。
その病院で処方してもらった内服薬が体に合わず、服用してから嘔吐・下痢・よだれがひどくなったそうです。
当院で改めて内服をお出しして通院してもらい下痢や嘔吐、よだれは改善されましたが、依然として貧血があるため輸血を行い、当院で貧血の原因精査のためCT検査と骨髄生検を実施しました。
CT検査で子宮水腫と脾臓腫瘍が見つかり、骨髄は正常と考えられました。
その後お薬による貧血のコントロールが困難になり、貧血の原因に脾臓腫瘍も関係していると考えられたため、脾臓と子宮・卵巣の摘出手術を行いました。
術後の入院治療を行い、元気に退院されました。現在、貧血は治療によりコントロールされています。
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