一年ほど前から嘔吐がひどくなってきたので他院に通院されていましたが改善がみられず、当院に来られました。「食欲もなくなり水もあまり飲まず、食べてもほとんど吐いてしまい酷く痩せてきました」とのことでした。
エコー検査でできものが腸に見られたため、後日CTで詳しく検査することになりました。
CT検査で小腸から大腸に至る部分(回盲部)が肥厚・閉塞していることが分かり、同部位の切除・吻合手術を行いました。診断は大腸癌でした。
術後、徐々に食欲も出て、退院されました。
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数カ月前に飼い始めた時から、鼻づまりで呼吸音がおかしく、耳を気にして掻き、声がこもっているうえ、水を飲むとむせ、食後はえずくため、セカンドオピニオンとして当院に来院されました。
左耳道がポリープで閉塞しており外耳炎を起こしていました。レントゲン画像では左鼓室胞と後鼻腔に異常がみられ、鼻咽頭ポリープが疑われました。
後日CTで詳しく状態を確認し、左外耳と咽頭のポリープ除去手術と腹側鼓室胞骨切術による中耳内ポリープの除去を行いました。
術後入院治療も頑張り、症状の改善もみられ、元気に退院されました。
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のどにしこりがあることに気づき、かかりつけの病院に行かれ癌と診断されたアッシュちゃん、手術をうけられましたが、開けてみると血管が腫瘍に巻き付いていて摘出できないということで、そのまま閉じて帰ってこられたそうです。翌日に当院で見てもらえないかと遠方より診察に来られました。
CT検査にて腫瘍周辺組織(大血管、気管、食道など)との位置関係、転移の有無を把握した上、右甲状腺の摘出手術を行いました。腫瘍の上を静脈が張り付き巻き付いている難しい状態でしたが無事摘出することが出来ました。
入院治療も頑張り、元気に退院されました。
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外猫として餌をあげていた子猫がしばらく来ないと思っていたら、顔に大けがを負ってきたと連れてこられました。
レントゲン撮影してみると頬骨が骨折しており、頭蓋部に大きな裂傷を負っており、頭蓋骨が露出していて、左目もつぶれている状態でした。
入院し外傷性ショックの対応、傷の消毒、点眼治療、体力の回復をはかりつつ、口腔内および頬を貫通している脱臼した臼歯と頬骨の一部を摘出整復し修復手術を終えました。
日に日に顔の形もよくなってきて、元気に退院されました。
退院後も内服と消毒を続けて下さり、通院して経過を診せてもらっています。
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数年前に他院からの紹介で来られ、前立腺膿瘍摘出手術を行いました。その後元気に過ごしておられ、関東地方にお住いのため、定期的に検診に来られていましたが、このところ歩くのもやっとで、食欲も全く無くなったとのことで、診察に来られました。
血液検査、レントゲン撮影、エコー、CT検査で詳しく調べた結果、肝臓の外側右葉と内側右葉の二か所に大きな腫瘍が見つかりました。14歳と高齢なので飼い主様と相談したところ手術を希望され、摘出手術を行うことになりました。
長時間の手術の手術となりましたが、徐々に回復し、元気に退院されました。
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